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AIFチーム

2022.04.15

シカ離レールが新線路4月号で紹介されました

2020年3月に西日本旅客鉄道株式会社にて試験導入された鉄道向け鹿衝突防止対策・シカ離レール(シカハナレール)の導入事例が、鉄道保線専門の月刊誌【新線路4月号】にて、西日本旅客鉄道様の投稿記事【シカのコミュニケーション力に着目した警戒音を用いた獣害対策】で紹介されました。

【開発のきっかけ】

・近年、生態系の変化や森林伐採により鹿の生息数が爆発的に増えており、それに伴って鹿の線路内への侵入も増加しており、それにより列車との衝突事故を引き起こし、列車運行に遅延や後始末が鉄道業界での大きな課題になっていました。

・鹿の侵入を防ぐためのフェンスの取り付けや、光や音、臭い等を駆使した対策が講じられていますが、導入時やメンテナンスにかかる費用や、慣れによる効果の低下により、決定的な対策は確立されておらず、何か良い方法はないかと依頼を受け、開発に着手しました。

 

【導入のポイント】

・世界中の鹿を含めた獣害対策をリサーチし、ある海外メーカーが開発した動物の“警戒声”に着目し、国内メーカーと共同開発した音声発声装置にこの警戒声を組み込み、シカ離レールを開発しました。線路沿い全てに設置が必要なフェンスと比べて、70mおきの設置で済む簡易性・コスト削減化と、警戒声という動物の本能を利用したことにより、効果が継続できる点が評価され、西日本旅客鉄道にて試験導入されました。

詳しい内容を知りたい方は是非お問い合わせ下さい。