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AIFチーム

特長

・2重恒温槽水晶発信器(DOCXO)で10MHz・1PPS出力を安定提供 ・1制御板に2重恒温槽水晶発信器・GPS受信機・制御回路を組み合わせ ・ホールドオーバ仕様:< 8 μ秒(24時間) ・保管温度     :–40 °C ~+85 °C ・PPS精度      :UTC 15ナノ秒 (1σ) ・測位更新間隔   :1 Hz ・測位方式      :GPSエンジン(並列12チャンネル)            GPS(L1 C/A対応)

資料

  • 外観・前面

  • 外観

  • システム構成

  • 周波数の安定性

MOVIE

関連動画

仕様

概要
  • L1周波数、CAコード(SPS) 12チャンネル 連続トラッキングレシーバ ハーモニックレベル:最大-40 dBc/Hz スプリアス    :最大-70 dBc/Hz
測位更新間隔
  • 1Hz
感度
  • ・探索:-136dBm ・追尾:-142dBm
精度
  • ・1PPS       :UTC ±15 ナノ秒 (1σ) ・10MHz基準周波数:1.16x10^-12(1日平均)
ホールドオーバ機能
  • < 8 μ秒/24時間
位相雑音
  • 10Hz -115 dBc/Hz 100Hz -130 dBc/Hz 1 Hz -135 dBc/Hz 10Hz -145 dBc/Hz 100Hz -145 dBc/Hz
シリアルポート
  • ・方式     :RS-232C ・通信速度   :9600BPS ・データ長   :8ビット ・パリティ   :無し ・ストップビット:1
プロトコル
  • プロテンピス社標準インターフェイスプロトコル(TSIP) バイナリプロトコル @9600、8-None-1
タイムパルス(PPS)
  • ・電圧レベル:0~2.4V±10% ・抵抗   :50Ω ・パルス幅 :10μ秒 ・UTC同期  :パルス立ち上げ ・起動時間 :<20ナノ秒でパルス波形はインターフ         ェイスケーブル/回路の分布容量による ・低電圧(2.7V) TTL 適合
10MHz 基準周波数
  • (波形は正弦波) ・7 dBm ±2 into 50Ω ・5 dBm =1.125 Vpp ・7 dBm =1.416 Vpp ・9 dBm =1.783 Vpp
環境
  • 最大高度. . . . . . . . . . . . . . . . .18,000m 使用温度. . . . . . . . . . . . . . . . . –20℃~+75℃ 使用湿度 . . . . . . . . . . . . . . . . RH95% (結露なし) 保管温度 . . . . . . . .. . . . . . . . . –40℃~+85℃
コネクタ
  • 1PPS端子    :BNC(ジャック) 10MHz端子   :BNC(ジャック) RFアンテナ端子 :BNC(ジャック) シリアル    :RS‐232C(DsuB-9/Mコネクタ) 電源コネクタ  :2ピンロックコネクタ         (外部)Molex 39-30-1020
電源・消費電力
  • 電源  :DC24V 消費電力:衛星捕捉12W/衛星追尾8W
サイズ
  • 寸法    :127mm x 102mm x 40mm 重量    :285g       取付穴(M3スクリュ用)×6、深さ最大3/8"
耐振性能
  • 0.008 g 2 /Hz 5 Hz ~ 20 Hz 0.050 g 2 /Hz 20 Hz ~ 100 Hz -3dB/octave 100 Hz ~ 900 Hz
MTBF(平均故障間隔)
  • 2,215,281 時間
RoHS指令
  • 適合

FAQ

技術

  • Q

    構成

    A

    ①10MHz OCXO出力と 1PPS 信号を位相比較し、比較デジタル値を得ます。 ②比較デジタル値を D/A 変換でアナログ電圧値にして 10MHz OCXO にフィードバックします。 ③このフィードバックループで 10MHz OCXO 出力を GPS 同期します。

  • Q

    ホールドオーバーの意味

    A

    GPS衛星の電波を遮断されても、一定時間時刻精度を維持することです。

  • Q

    ホットスタートの意味

    A

    ウォームスタートともいいます。以前に取得したGPS衛星情報を保存して持っている状態です。尚、GPSアンテナの位置も記憶されている状態です。

  • Q

    コールドスタートの意味

    A

    GPS衛星情報を持ってない状態です。

  • Q

    T-RAIM機能は何ですか

    A

    Time-Receiver Autonomous Integrity Monitoringの略です。GPS衛星の障害を監視するための機能で、CDMA・WiMAX・LTE‐TDDの仕様を満足します。

  • Q

    1PPSはシリアル端子には出力されますか

    A

    出力されません。本商品は、GPS基準クロックとして1PPS・10MHz基準周波数の高精度な出力を優先しているため、1PPSとシリアル出力は、1PPSに同期していません。

  • Q

    校正は必要ですか

    A

    本商品は、いつでもGPSを基準とした精度を自身が教えてくれます。GPSを基準として標準周波数を継続的に補正調整しているため、校正不要です。

  • Q

    GM200とGPS高精度クロックユニットとの違い

    A

    GM200は基本的に「GPS高精度クロック」機能を搭載していますが、そこにPTPプロトコルによるパケットプロセッシングできるところが異なります。一言で言えば、GM200-イーサネットによるPTPグランドマスタークロック装置 「GPS高精度クロック」ーUART経由シリアル通信によるネットワーク同期機能の提供

  • Q

    電源を入れると、すぐに使えますか

    A

    DOCXOを使用しているため、高精度を得るにはオーブンが十分温まり制御電圧が安定するウォーミングアップ時間が必要です。そのため、電源投入後、約5分お待ちください。その間に、60秒以内に衛星情報を確保していきます。(ソフトウェア上で確認可)一旦、本体がウオームアップされ衛星情報を確保されると、電源が瞬断したケースではすぐに精度が出ます。

アプリケーション

  • Q

    どのような使われ方がありますか

    A

    ①携帯電話中継局用GPS基準時計:デジタル方式の携帯電話やデジタル放送の基地局間の通信では、高精度に信号の同期をとる必要があります。米国携帯電話CDMA方式では、GPS(米国製全地球測位網)のクロックを基準として同期をとります。そして、GPSクロックを受信し、同期をとるための標準周波数10MHzを出力する発振器として、使われます。 ②広域・複数ポイントの同期測定:例えば、地震測定の場合、各地の地震測定値が、時刻的に揃っていなければ、データ分析が無意味になります。そのため、広域・複数ポイントでの各測定には、正確な測定位置と高精度な時刻にて同期する仕組みが必要となります。 ③業務用デジタルオーディオシステム:プロ用機器の世界では、同期を正確に取るために高精度基準クロックが必要です。 誤差や変動のある周波数でサンプリングすると録音と再生のピッチが狂ってしまうため、プロスタジオには必ずこのようなマスタークロックシステムが設置されているはずです。 ④他、テレビやラジオ放送、大学、研究機関、政府、その他の企業や団体でも使用されています。

ソフトウェア

  • Q

    何ができますか

    A

    GPS高精度クロックユニットの動作状況や GPS 衛星との位相ロック状況などがPCに表示できます。 また、GPS高精度クロックユニットに種々の設定をすることができます。

  • Q

    費用はいくらかかりますか

    A

    無償提供です。

  • Q

    動作環境

    A

    ・Windows PC ・PC側にシリアルポートまたは  USB-シリアル変換器が必要 ・本機器とPC間はシリアル (RS-232C) で接続

  • Q

    Almanac(アルマナック)が黄色状態ですが、どういう状態でしょうか

    A

    全GPS衛星の軌道情報(概略暦)収集が出来ていない状態です。衛星を捕らえたのち、約10~15分でアルマナックが緑色になります。

ユニットタイプ

  • Q

    部品番号

    A

    60333-50