特長
〇産業用イーサネットリンクM12チャネル・パーマネントリンク(M12-M12)、ハイブリッドリンク(M12-RJ45)を測定。 〇2種類の測定構成をご用意:Dコード(2ペア)とXコード(4ペア) 〇産業用イーサネットの規格PROFINETを採用。他規格の選択も可能(2ペア用Cat5e)、カスタム可。 ※PROFINET:Profibus協会が提案する産業用イーサネットの標準。 〇TERAインターフェイスとテストコードで構成。テストコードのみ消耗するので、アダプタの長寿命が実現。
関連情報
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End-to-Endリンク(E2E)リンクの定義
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関連動画
仕様
- Dコード接続
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- M12は丸形のコネクタで2ペア接続によって、スイッチとMHIデバイスもしくはドライブ間100Mbps伝送レートに対応します。相対的に、一般的なイーサネットケーブルは12ペアと36ペアを使用しています。ワイヤーエキスパートでは、カスタムケーブルメニューから2ペアテスト構成を選択すると、構成に設定することが可能です。
- Xコード接続
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- 産業用イーサネットで10Gbps通信させる(規格:IEC61076-2-109)ためには2ペアでは不十分で、Xコード接続と回路が必要で、4ペアのイーサネットケーブルを使用します。これはCat6AやClassEAに似ていますが、高精度を求めない接続ではXコード接続を使用します。
FAQ
M12アダプタキット
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Q
WX-500で使えますか
A使用可能です
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Q
ISO Class FA試験は可能ですか
A不可です。クラスD・クラスEのみになります。
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Q
M12アダプタ試験でのロケータ機能は使用可能ですか
A可能です
End-to-End-Link(E2E)試験
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Q
End-to-End Linkとは何ですか
AEnd-to-End Linkは、E2E Linkとも略されます。 プラグが直接敷設ケーブルに取り付けられる直接接続の規格です。 そのベースは、ISO/IEC TR 11801-9902:2017 Generic cabling for customer premises — Part 9902: Specifications for End -to-end link configurations https://www.iso.org/standard/66649.html に準拠しています。
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Q
End-to-End-Link試験で何が必要ですか
AM12アダプタ装着が必須になります。
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Q
通常のチャネルアダプタでEnd-to-End-Linkは試験できますか
AE2E試験でチャネルアダプタを使用すると、端末のコネクタを測定対象から外してしまうので、Softing社ではM12アダプタ(通称:産業用アダプタ)と特別なE2E試験コードを推奨しています。この構成であれば、3/4dBルールも適用できます。 パッチコード試験規格では、3/4dBルールは適用されていません。 2E試験モードを理解するには一般的に少々難しい部分があります。 パッチコード試験の違いを説明します。 パッチコード試験では、各端末コネクタと配線の組み合わせを試験しているだけです。コードは撚り線のみで、長さは数センチから数メートルまでさまざまです。パッチコード試験は通常、パッチコードの製造中に行われるか、または大量に購入した際の品質管理ツールとしても実施されています。いずれにせよ、パッチコード試験はそのコードを敷設する前に行われます。 E2Eリンクは、パッチコードの複数のセグメント、または単線ケーブルのいくつかのセグメントで構成されています。 2E試験は、アセンブリ全体を試験する場合にのみ有効です。3つのセグメントをE2Eリンクとして接続した場合は、それをE2Eリンクとして試験できます。 E2E規格を使って各セグメント(3つのセグメントのそれぞれなど)を個別に試験した後に すべてを接続することはできません。そのため、完全にE2Eリンクを敷設・組み立てた後でのみ、E2E試験を現場で行うことができます。この方法はチャネル試験と似ています。チャネル試験は、パッチコードがリンクに固定されている場合にのみ有効です。 特例があります。 E2Eリンク(1セグメントのみ)です。 これはE2Eリンクなのかパッチコードなのか。次の4パターンがあります。 ・単線で構成されている場合、パッチコード試験は撚り線を使用して、アセンブリにのみ適用することができるので、それはE2Eリンクです。 ・撚り線で構成され、製造時に組み立てを試験し、CAT5、CAT6、またはCAT6Aの性能を保証する場合、パッチコード規格とパッチコードアダプタを使用してアセンブリを試験する必要があります。 ・工事業者が撚り線と2つのコネクタからなるリンクを設置し、設置後にそれを試験したい場合、E2Eまたはパッチコード設定を使用したい場合は工事業者次第です。 ・ E2E測定コードは現場での使用が簡単で、規格はさほど厳しくないため、E2Eアダプタと規格を使用することをお勧めします。
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Q
Cat6Aテストは可能ですか
A可能です(※TIA Cat6Aではなく、同等のISO Class EA、かつパーマネントリンクアダプタで) ISO規格End-to-End リンクはISO TR11801-9902:2017に準拠し、その修正版ISO11801-1 AMD1は同等規格のClass EAを含みますが、リリース未定です。 そこで、解決策として、以下の手順があります ・試験規格はISO Class EA パーマネントリンクを選ぶ(E2E規格は選ばない) ・アダプタはM12アダプタキットを使う。
DAC試験
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Q
DAC試験とは何ですか
ADACは、Direct Attach Cablingの略です。 そのベースは、ISO/IEC TR 11801-9907 Cabling with plugs at each end to directly connect equipment.にあります。
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Q
DAC試験で何が必要ですか
A試験対象の規格に沿ったパッチコードテストアダプタ×2個が必要です。 DAC試験の実施には、ISO/IEC – TR 11801-9907を選択ください
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Q
ケーブル長は90mまでという認識で正しいですか
A90mの長さ制限はMPTLのTIA版のみで、ISO/IEC TR 11801-9907版には長さ制限はありません。
MPTL規格
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Q
MPTL規格とは何ですか
AMPTLはModular Plug Terminted Linksの略です。 パッチパネルでRJ45ジャックを終端として備え、リンクの反対側にはE2Eと同様のプラグが付いています。 そのベースは、MPTL ISO/IEC TR 11801-9910と EIA/TIA 568.2-D (Annex F)にあります。また、TIA版では長さ制限(90m)があります。
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Q
MPTL試験で何が必要ですか
A片端で通常のパーマネントリンクアダプタ、もう片端にパッチコードアダプタを搭載します。(推奨:ローカル機にパーマネントリンク、リモート機にパッチコードアダプタを使用)
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Q
MPTL試験は可能ですか
A可能です。一部では“Direct Attach” (直接装着)とも呼んでいます。このリンクの特徴は、ケーブル片端にソケット、もう片端に終端プラグが搭載しています。 方法:SETUPボタンからプロジェクト設定→テスト→テストオプションから【Direct Attach(直接装着)】を1(ON)にして実行頂くと有効になります。 また、本WEBサイトの最新技術動向にある、2017.03.21 Multi-fiber testing for 40G Ethernet How do the standards look on the real job site ? 尚、MPTL規格は現在TIAのワーキンググループで協議中で、リリース未定です。 (MPTLという用語が記載されている規格はTIA-568.2Dの最新ドラフトになります。) 一方、同じ内容を含むEtoE関連の規格(リリース済)は以下の通りです。 -IEC14763-4: Measurement methods to test E2E links -ISO11801-9902: Testing of E2E links -ANSI/TIA 1005: Infrastructure for Industrial Premises
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