特長
●IP・ベースバンド機器共存システムに最適 ●時刻同期プロファイル対応:IEEE 1588-2008 v2(PTP規格)、SMPTE ST2059-2.2015(放送) ●PTPに同期したBB信号を出力 ●既存BB基準にオフセットをかけてPTPを出力 ●ポート:1GB×2系統 ●構成:グランドマスタークロックGM200×1、PTP-BBコンバータBB200×1、GM200用AC電源×1
関連図
-
機器図面(GM200MI)
-
機器図面(GM200)
-
機器図面(BB200)
-
構成イメージ
仕様
- 構成(各1)
-
- ・GMC(グランドマスタークロック Protempis製 GM200) ・PTP-BBコンバータ(BB200) ・GM200用AC電源(上記に組み込み)
- 付属品
-
- ACケーブル(接続タイプ Type B)2本
- 寸法 (W x H x D)
-
- 482.6 x 46 x 350 mm
- 消費電力
-
- 16W
- BB200 入力電源
-
- AC100 ~ AC240V 電源二重化
- BB200 消費電力
-
- 約11W:GM200接続時 約10W:GM200未接続時
- BB200 寸法(W x H x D)
-
- 200 x 40 x 300 mm ※突起物を含まず
- BB200 インターフェイス
-
- AC IN0:AC電源入力、ICE C14、 ACロック付き AC IN1:AC IN 0に同じ DC OUT 1:48V出力(GM200電源供給専用) DC OUT 2:DC OUT 1に同じ Eth0:SFP PTP同期ポート SFPモジュール(RJ-45、光ファイバ) ※1.2W以下想定 IEEE-1588v2対応 Eth1:1GbE RJ-45 PTP同期ポート IEEE-1588v2対応 Eth2:10/100/1000Base RJ-45 マネージメントポート Comm:D-SUB9 マネージメントポート RS232C 115200-8-なし-1-なし(GM200と同じ設定にて接続) BB IN:BNCインピーダンス75Ω、 NTSC、 SMPTE ST2059-1/2対応、10フィールド対応 BB OUT:BNCインピーダンス75Ω、 NTSC、 SMPTE ST2059-1/2対応、10フィールド対応 WCK OUT:BNCインピーダンス75Ω 48kHz、3.3V、Duty50% SW :操作用スイッチ STA0 : SYSTEM LED STA1 : MODE LED Power:電源状態通知LED
- 動作環境
-
- 0℃~+40℃、5~95%RH
FAQ
技術
-
Q
目的
ASDIを使用したブラックバースト信号(以下BB)で同期を取る機材と、ST2110を使用しPTPで同期を取る機材を同時に利用し、双方の出力を同期させたい場合に使用します。
使用モード
-
Q
PTP to BBモード
A受信したPTPに対して、同期したBB出力が可能です。
-
Q
BB to PTPモード
A受けたBBに同期したPTP出力が可能です。 出力するPTPの時刻は、BB200のシステム時刻を採用し、GPS Timeとは非同期です。また、受けたBBに同期したワードクロック(WCK:音声同期用48KHz)を出力することが可能です。 BBで同期を取るシステムを運用している中、新規導入機材がST2110に対応している場合に、BB to PTPモードは必要となります。
PTP
-
Q
対応プロファイル
ASMPTE 2059₋2。その他に対応したい場合、設定値を直接グランドマスタークロックGM200の設定値に併せて下さい。
-
Q
PTPと同期信号との関係
ATAI(Temps Atomique International)の1970 年1 月1 日0 時を起点とした「SMPTE Epoch」が定義されました。これによって、映像信号の時刻上の起点を定義、時刻から映像信号の位相が決まるようになりました。 -SMPTE Epoch は垂直同期信号の立下りとされた。 -SMPTE ST 2059 で位相の算出方法等が規定。 -PTP により時刻を得れば、映像信号の位相が決定
-
Q
グランドマスタークロックGM200以外のPTPは受信可能ですか
A可能です
-
Q
グランドマスタークロックGM200からL2スイッチを介して接続可能ですか
APTP対応L2スイッチであれば可能です。 TC(Transparent Clock)もしくはBC(Boundary Clock)に対応したスイッチを使用することで可能になります。
-
Q
使用中にグランドマスタークロックGM200のGNSSが途切れても、本機器は動作しますか
A動作します。GM200を使用している場合、GM200側でホールドオーバーされるので動作し続けます。
-
Q
PTPのパケットが動作中に途切れてしまっても、本機器は動作しますか
A受信できていた状態でホールドオーバーされるので信号は途切れず出力されます。しかしながら、長時間途切れていた等の場合、PTPが復帰した後の再同期のタイミングで一瞬途切れる可能性がございます。ご注意ください。
BB200
-
Q
BB200を入力なしのBB出力のみで運用可能ですか
Aできません。出力開始の際にPTP入力が必要になります。
-
Q
GM200とBB200のGUIを同時に確認することは可能ですか
A同じネットワーク上であれば、可能です。
-
Q
BBからPTPを生成する際のタイムスタンプの方法(何をもって同期しているのか)
ABBの信号は時計の情報を持っていませんので、BB200のシステム時刻をオフセット値としてTAIに加算された時刻を時計とします。システム時刻はNTPや手動(PCからの同期も含む)で設定します。これは他の機種と変わらないと考えています。 また、他社製は、BB to PTPの機器間のシステム時刻情報を別経路で同期させる為の機能を持っていると考えています。詳細は不明ながら、PrimaryとBuckupのシステム時刻を同期させることによって、それらの機器から出力される2系統のPTPに付与するオフセット値を一致させることができる機能と推測します。 一方、BB200は複数機間の本体時刻同期は現状非対応となります。
Black Burst信号(BB)
-
Q
BB to PTPモードでBBが途切れた際、PTPの出力はどのようになりますか
APTPは元のBBに同期した信号を出力し続けます。BBが再度入力された際には場合によって一瞬途切れる可能性がございます。
-
Q
BB to PTPモードで出力されるPTPの時刻はどのようなものでしょうか
ABB200が持っているシステム時刻をオフセット値として使用します。元の時刻はWebUI経由で接続PCから同期させるか、NTPから取得するか、WebUIもしくはRS232C経由から設定する必要がございます。
-
Q
設定はどこで行いますか
APCのブラウザからWebUIにアクセスすることが可能です。一部機能はRS232C経由でも操作可能です。
WCK(ワードクロック)
-
Q
48kHzワードクロックのインターフェース
Aコネクタ:BNC 振幅:3.3V (参考) Duty:50%
-
Q
BBと同時に出力は可能ですか
A可能です。GUI上でEnableで出力を決めることが出来ます。
電源
-
Q
電源を落とす際はどのようにしますか
AWebUIもしくはRS232C経由でシャットダウンを実行して下さい。 アクセスできない場合はフロントのスイッチを長押ししてください。
-
Q
AC入力が2系統ありますが、2本挿さないと動きませんか
A1本でも動作しますが、デフォルト設定で常時アラーム状態になります。(アラーム状態はWebUIから解除可能)。
-
Q
BB200をシャットダウンすると、電源供給されているGM200の電源も落ちますか
AGM200への電源は、シャットダウンした場合でも供給され続けます。
-
Q
GM200の電源入力を片方ACアダプタ、片方BB200にすることはできますか
AGM200とBB200をセットで使う場合はBB200からの電源供給のみでご使用ください。
-
Q
電源の異常検出は確認できますか
AWebUIもしくはフロントのPowerLEDにて確認できます。
-
Q
動作途中で電源が片方喪失しても動作しますか
A動作します
-
Q
ユーザーによる電源交換はできますか
Aできません。販売元へお問い合わせ願います。
-
Q
48V出力が2系統ついていますがGM200以外でも使用できますか
Aできません。保証対象外になります。
その他
-
Q
動作ログはどの経路で取得できますか
AWebUI経由もしくはRS232C経由で取得可能です。Syslogサーバーにログを転送する機能もございます。
-
Q
光トランシーバ(SFPモジュール)にベンダロックはかかっていますか
Aかかっていませんが、動作確認済みの型番をご使用ください。
*対応不可*
-
Q
以下の内容は仕様外で対応不可になります
A・SDI信号の受信 ・3値同期の入出力 ・NTPをベースとしたBBの出力
折りたたむ
製品・関連資料・有償レンタル機等については、
お気軽にご相談ください。