原田産業 
通信・鉄道インフラ向けサイト

AIFチーム

特長

●時刻精度:(TOD)UTCから15ns(1シグマ)/(GPS Tracking)< 15ns ●ホールドオーバー±1.5us >12時間@25℃(7日後) ●各種PTPプロファイル対応 (G.8265.1, G.8275.1, G.8275.2, 802.1as(TSN)Profile,Telecom-2008 Profile,Enterprise Profile, Power Profile C37-238-2011, Broadcast Profile SMPTE.ST2059-2.2015) ●複数の衛星コンステレーションに対応(QZSS: みちびき 準天頂衛星システムにも対応) ●IPv4・IPv6対応 ●動作環境:-40℃~+85℃、5~95%RH

管理ソフトウェア画面

  • インターフェイス(フロント)

  • ファームウェアバージョンの確認(赤枠)

  • GNSS受信機の情報

  • スレーブ構成の設定

  • システムモードの変更

  • 位相オフセットのリアルタイムグラフ

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グランドマスタークロックGM200とPTP対応L2スイッチの構成

グランドマスタークロックGM200とPTP対応L2スイッチの構成

時刻同期製品【無償評価機・有償レンタル機あり】

時刻同期製品【無償評価機・有償レンタル機あり】

本体仕様・内容

入力
  • GNSS、1588-PTP、Sync-E
出力
  • PPS、10MHz、NTP、PTP、SyncE
イーサネットポート
  • 1 x マネージメント 10/100/1000 Base T RJ45 1 x  1G 100/1000 Base T, 1000 Base SX, 1000 Base LX SFP 1 x  1G 10/100/1000 Base T RJ45 シリアルマネージメント............................9-ピン Comm EIA-232 GNSSアンテナ ............................................SMA
ポート(Ether0/1)
  • 自在に使用可能、マスター・スレーブとして各配信可です。 ※ファームウェアVer3以降、Ether0/1をマネージメントポートとして使用可
マネージメントポート(Ether2)
  • GM200の構成とアラーム/性能状態を構成・監視するために使用します。
対応衛星コンステレーション
  • GPS L1/GLONASS/Beidou/Galileo/QZSS
対応プロトコル
  • IEEE-1588(PTP)、NTPv4、Sync-E、IPv4、IPv6、Telnet SFTP、SSH、RADIUS、SNMP
PTPプロファイルのバージョン
  • IEEE 1588-2008 v2(PTP規格) ITU-T G.8265.1、G.8275.1、G.8275.2(通信) IEEE 802.1as rev -2019(gPTP)(産業) SMPTE.ST-2059-2.2015(放送) IEEE C37.238-2011(電力) Enterprise profile
同期
  • ITU-T ..................G.8265.x、G.8275.x (PRTC/T-GM) IEEE .....................PTP (IEEE 1588v2) IETF .....................NTPv4 (RFC5905)
GNSSとの同期周期
  • 1PPS(1秒あたり1パケット)で同期、常時接続します。
ホールドオーバー期間
  • <±1.5μ秒/12時間@25℃(7日間固定が理想条件) ホールドオーバー期間:GNSS信号を失っても正確な時刻を保持できる期間
メッセージレート(bps、pps)
  • 4,094 PTP パケット/毎秒(G.8075.1/G.8275.2の場合) *32 PTP クライアント(128 パケット/毎秒で) =32スレーブに128syncパケット/毎秒 =128 DelReq パケット/毎秒 (公表されている最大インターバル8パケット/秒のスレーブに対して)
最大接続スレーブ数(1台あたり)※Telecomプロファイルの場合
  • G.8275.1の場合、最大スレーブ数は100、 G.8275.2の場合、最大スレーブ数は500です。 ※500以上の場合、セグメントを二分し、冗長させるため、GM200をさらに1台設置します。
フリーランニング機能
  • 有り: GNSS接続なく時刻同期。PTP時刻情報はGM200内部のOCXO(高精度水晶発振器)オシレータを基準にします。
T-BC機能
  • 有り: GNSSアンテナなしでBC(バウンダリークロック)として機能します。
APTS(Assisted Partial Timing Support)機能
  • 有り: APTS機能:ローカルのGM200がGPS信号を失った際、正確な時刻情報の維持のためのホールドオーバー対応技術。①ローカルGM200が妨害やなりすましでGPS信号を失った場合、G.8275.2ユニキャストプロファイルでインターネット経由で中央オフィスのGM200で提供されるPTP時刻情報を使用するようにフォールバック。②ネットワークの時間エラーは、①の調整でGM200によって削除。
ネットワーク管理
  • SNMPv2、Web UI、CLI
ユーザーインターフェイス
  • CLI・Web UI
GMC1台で同時接続可能なeNB台数
  • eNB数は、プロファイル(PTPメッセージレート)により異なります。 ● G8275.1:100台 ● G8275.2:500台
消費電力
  • 最大10W(平均5W)
寸法 (mm)
  • 208 x 200 x 44 (L x W x H)
重量(kg)
  • 3.0
電源
  • AC、DC -36V ~ -72V(1台でAC/DC電源へ対応可) 消費電流 330mA (最大)
動作環境
  • -40℃~+85℃、5~95%RH(結露無き、+60℃)  (保存温度:-55℃~+105℃)
平均故障間隔
  • 1,278,315 時間(40℃環境にて:Telcordia規格 信頼性予測ドキュメント番号SR-332)
シリアル番号
  • GM200本体下面にラベルにて記載しています。
EU適合宣言書(DoC)
  • FCC規制 Part 15 (無線周波数機器)に適合 ※FCC:連邦通信委員会
***************
  • *************************
保証
  • ・GM200本体のみ ・不具合連絡を頂き次第、2・3営業日以内に代替新品を送付。(先出センドバック方式) ※環境構築が可能であれば、サプライヤ担当が遠隔操作対応する場合が例外的にございます。
延長保証
  • ・サポート延長保証(1年毎) ¥45,000.-(税別) 上記保証の有効期限を受注後1年間延期します。
機器購入と同時に延長保証2年購入
  • 可能です。 見積段階で見積対象として延長保証2年分と明記頂ければ、ご注文項目に入れます。
サポート
  • 平日9:00~17:00内での電話・メールでご質問や不具合等の受付をしております。 お客様にご提供するグランドマスタークロックについて、原田産業株式会社が、導入後以降も、しっかりと責任を持ってご対応します。
お問合せ先
  • 原田産業株式会社 AIFチーム (TEL)03-3213-8391 (直) 受付時間 平日 9:00~12:00/13:00~17:00 (※弊社の休業日を除く) MAIL :sales-info@haradacorp.co.jp 東日本担当:小山 肇(コヤマハジメ) 090-5046-6796 西日本担当:乾 充一(イヌイ ミツカズ)080-3100-8075
評価機貸出(2週間無料)
  • GM200本体×1台(AC電源アダプタ付・ご希望によりGMCアンテナキット1式追加OK)の貸出を行なっております。送料は無料です。 ご希望の方は、上記”お問合せ先”または当ページ右下の”製品レンタルのお申込み”より、ご連絡ください。
お客様のご感想(競合他社との違い)
  • ・性能は問題ない ・敷設がしやすい ・動作温度範囲(-40~+85℃、他社は0~+50 ℃) ・時刻精度(UTCから+/-15ns、他社は+/-40ns) ・消費電力(5-10W 、他社は18-20W) ・価格がいい
基本構成
  • 本体1台 ラックマウント用金具1式 CD-ROM1枚 (インストール手順書・クイックガイド 共に日本語)
購入オプション
  • ①GM200本体 PTP専用機もしくはPTP+NTP兼用 ②電源 AC電源アダプタ(PSE取得済) ③設置用 ・GMCアンテナキット (アンテナ1、ケーブル2、サージプロテクタ1) ・アンテナ設置用ポール&マウント ・光トランシーバ(1000BASE-LX SFP) ・GPSスプリッタ
ご予算イメージ例
  • 1式合計¥750,000.-(税別) 内訳 ・PTP+NTP兼用    1台 ・ACアダプタ      1台 ・GMCアンテナキット  1式 (アンテナ1、ケーブル2、サージプロテクト1) ・アンテナ設置用ポール&マウント 1本  ・光トランシーバ(1000BASE-LX SFP) 1個 ・GPSスプリッタ(接続口 TNCメス)1個
購入可否ルート(直接販売/販売店)
  • ①社内システム登録が必要ですが、直接販売可能です。 ②愛三電機株式会社様でもGM200を販売中です。 https://www.aisan.co.jp/products/ptp_gmclock.html
本体+アンテナでの見積提出可否
  • 可能です。 GMCアンテナキットであれば、同軸ケーブルやサージプロテクタが含まれており、一式が揃います。
EOL(サポート終了)/EOS(販売終了)
  • 販売終了の予定はなく、サポート終了は販売終了より5年です。

代表的FAQ/トラブルシューティング

クロック

  • Q

    タイムサーバーとは何ですか

    A

    タイムサーバーは、基準クロックから実際の時間を読み取り、コンピューターネットワークを使用してこの情報をクライアントに配信するサーバーコンピュータです。 種類は、PTPタイムサーバー、NTPサーバー、他のタイムサーバーがあります。 時刻ソースは何でも該当し、GNSSから必要というわけではありません。 

  • Q

    グランドマスタークロックとは何ですか

    A

    グランドマスタークロックは、通常GNSS時刻ソースを備えたPTPタイムサーバーを指します。GMCと省略されることもあります。 通常は電気通信ネットワークで使用されます。 特徴は、安定した正確性、最高のマスタークロックに定義されていること、ローカルネットワークに1GMCが挙げられます。

  • Q

    GM200 が PTP で時刻情報を出力する場合、UTC 時刻情報を出力していますか

    A

    PTP 時間は UTC 時間ではなく、IEEE 1588-2008 標準で定義されている TAI (国際原子時)です。また、TAI は、SI(国際単位系)秒の連続換算に基づく国際原子時スケールです。現在、TAI は UTC より 37 秒進んでいます。 TAI は常に GPSTより 19 秒進んでいます。

  • Q

    GM200は日本時間(UTC+9h)をPTPで出力できますか

    A

    出力できません。PTPスレーブが正確に時間を計算できるよう、GMCは標準定義としてTAI時間に基づいてPTP時間を生成する必要があります。日本時間などのような現地時間を生成する機能はありません。(但し、WebUI のシステム ステータスで現地時間を確認可能です)

  • Q

    バウンダリークロックとは何ですか

    A

    境界クロックや、BCと省略されます。 複数のポートをもつPTPノードで、1ネットワークから別への同期、イーサネットスイッチ内のクロックです。 マスターから見て BC はスレーブのように振る舞い、サブネットに対してはマスターとして振る舞います。(BC 設置では、 PTP パケットのためにサブネットを用意)分離されたサブネットにあるスレーブは、 BC がマスターであるかのようにそれに同期します。 BC は PTP のパケットだけを扱い、一般のイーサネットスイッチやルーターがその他全てのトラフィックを担います。 しかしながら、バウンダリークロックを多段に使用することは誤差の累積を招きます.

  • Q

    トランスペアレントクロックとは何ですか

    A

    透過クロックや、TCと省略されます。 PTP v2 で定義されたパケットを蓄積している時間を計測し、その時間をフォローアップメッセージの補正項に書き込みます。スレーブがパケットの遅延を計算する際に、タイムスタンプとこの補正項を使います。 動作には2つのモード:E2E(End-to-End)と P2P(Peer-to-Peer)があり、混用することはできません。

  • Q

    E2Eとは何ですか

    A

    End-to-Endの略で、通信・ネットワーク分野で、通信を行う二者を結ぶ経路全体、もしくはその両端を示します。

  • Q

    P2Pとは何ですか

    A

    Peer-to-Peerの略で、複数コンピュータ間で通信を行う際のアーキテクチャのひとつです。対等の者同士が通信をすることを特徴とする通信方式・技術の一分野です。E2E遅延よりもはるかに高速で新しい伝搬遅延の計算は不要です。 802.1ASではP2P遅延を使います。理由は、プライマリークロックに問題が発生した際、バックアップのグランドマスタークロックに切替するのがより早いからです。

  • Q

    NTPサーバーとは何ですか

    A

    正しい時刻情報を取得・配信しているサーバーです。時刻情報をサーバーとクライアントとの間でやりとりする際に、TCP/IPネットワークを通じて通信プロトコルNTP(Network Time Protocol)を使用して問い合わせることにより、コンピュータの内部時計を正しく設定することができます。

  • Q

    IEEE1588-2008とは何ですか

    A

    金融や通信システムなどにおいて使用する高精度時刻同期のプロトコルを定義したIEEE標準規格です。

  • Q

    GM200はIEEE1588v1に対応していますか

    A

    GM200はIEEE1588v1に対応しておらず、v2に対応しています。IEEE1588v1はv2と互換性はなく、全く違うものになります。

  • Q

    GM200はIEEE1588-2019に対応していますか

    A

    GM200はIEEE1588-2019(別名PTPv2.1)には2023年7月現在、対応していません。2024年3月までには対応予定です。

  • Q

    PTPとは何ですか

    A

    Precision Time Protocol の略で、コンピュータネットワーク全体でクロックを同期させるために使用される、高精度時刻同期プロトコルです。 ローカルエリアネットワークでマイクロ秒以下の精度のクロック同期を達成し、測定や制御システムにも使用できるようにし、どのクロックを親にするか決めるルールがあります。 PTPの仕様は IEEE-1588 として定められています。 また、PTPでは、セシウム原子時計が刻むSI秒を積算したTAI(国際原子時)を採用しているため、閏(うるう)秒がありません。 イーサネットでPTPを使用するにあたり、ネットワーク機器もPTP対応が必要です。

  • Q

    1ステップクロックと2ステップクロックとは何ですか

    A

    PTPでは、伝送遅延時間を計測するため、PTPメッセージを送信した時刻(送信時刻)を使用します。 送信時刻の通知方法には、1ステップクロックと2ステップクロックの2種類があります。前者は1つのメッセージ、後者は2つのメッセージで送信時刻を通知する方法です。 802.1AS-REVでは、1 ステップと2ステップモードの混合を認めています。

  • Q

    BC(バウンダリークロック)/TC(トランスペアレントクロック)として、 相互接続検証の実績がある機器はありますか

    A

    基本的には、CISCO、Juniper、Mellanox、Nokia、Huawei、Ericssonなどの製品と相互接続で問題になったことはございません。 一例として、Cisco L3 switch Nexus NX93180YC です https://www.cisco.com/c/en/us/support/switches/nexus-93180yc-ex-switch/model.htm

  • Q

    BMCAとは何ですか

    A

    Best Master Clock Algorithmの略で、グランドマスターやBCなどのマスターになり得るデバイス間でアナウンスメッセージをやり取りして、ベストなマスターを選出します。これにより各デバイスのポートがマスター、スレーブを決定して階層構造で構成されることになります。

  • Q

    GM200でPTPの冗長化機能は可能ですか

    A

    マスタークロックのBMCA機能にて可能です。2台のグランドマスタークロックを接続しておくと、片方のグランドマスタークロックからの通信がなくなるともう一方をマスタークロックとして機能します。通常は片方が稼働、もう一方がスタンバイとなります。

  • Q

    PTP冗長化のBMCA機能の設定

    A

    GM200側での設定は特にありません。

  • Q

    GM200はPTPプロファイル変換可能ですか(G.8275.2⇔G.8275.1)

    A

    可能です。 5Gネットワークモデルの一つに、バックホール(G.8275.2) / フロントホール(G.8275.1)で動作するユースケース(例:APTS)があります。この場合、GM200のスレーブ(バックホール) 側ではG.8275.2で、マスター側(フロントホール)側ではG.8275.1で操作が必要です。GM200なら、1スレーブポートにG.8275.2・もう片方のマスターポートにG.8275.1プロファイル(バウンダリークロックとして)の構成が可能とし、G.8273.4 APTS要件を満たします。

  • Q

    GM200をBCとして使用する場合、G8275.1で受け、プロファイル変換してIEEE802.1ASで出力は可能ですか

    A

    可能です。ポート想定は次の通りです。 Eth0 (SFP) IN G8275.1 Eth1 (RJ45) OUT IEEE802.1AS

  • Q

    GM200から離れた地点にT-TSCの機器を配置する場合、その区間に別途BCが必要ですか

    A

    一般的には、光ファイバケーブルを使用してGM200からT-TSC(テレコムタイムスレーブクロック)に接続できる場合は、T-BC(テレコム‐バウンダリークロック)追加は不要です。約120mの光ファイバなら問題ございません。高精度なT-BCであっても、追加すればTE(タイムエラー)増加の要因となります。 但し、T-BC にイーサネットインターフェイス (出力ポート) が多く存在するため、より多くの T-TSC を単一GM200 に接続できるようになります。

  • Q

    うるう秒の対応はどうですか

    A

    GM200はNTPのためにUTC時間を、あるいはPTPのためにTAIを供給し、うるう秒の是正も実施しています。うるう秒はGNSSから自動的に送信されるため、結果的にGM200では特に設定がありません。

  • Q

    お客様の要望にあった小型機器を設計したいですが、推奨可能なチップ・モジュール・カードはありますか?

    A

    GM200は完成品ですので、別製品のチップ・モジュール製品を推奨します。具体的には、1)価格重視でホールドオーバ機能も必要ない場合: 推奨モジュール:RES SMT 360 2)価格も大事だが、ホールオーバ機能と10MHz出力も欲しい場合: 推奨モジュール:ICM SMT 360 3)デュアルバンド対応受信モジュールが必要な場合かつ自走機能必要ない場合: 推奨品:RES SMT 720 4)デュアルバンド対応受信モジュールが必要かつ自走機能が必要な場合: 推奨品:ICM SMT 720

プロファイル全般

  • Q

    各プロファイルで精度の違いはありますか

    A

    特に精度の観点から、各プロファイルに大きな違いはないと考えられています。 全プロファイルは、元々IEEE1588-2008v2(Default)に基づきます。各プロファイルは、IEEE1588v2の独自のメソッドやパラメータに対して定義され、以下パラメータが違いとしてあります。 -転送メカニズムのユニキャスト/マルチキャスト -同期メッセージモードの場合は1ステップ/2ステップ  -異なるPTPメッセージレート -ドメイン番号 これらすべてIEEE1588-2008v2に基づき、現場で広く試験・適用されます。

プロファイル(テレコム)

  • Q

    適用分野は何ですか

    A

    既存デジタル網、IP網の周波数同期、モバイル網の基地局の時刻同期です。

  • Q

    主な3種類の違いは何ですか

    A

    3つに規定され、各プロファイルで転送手順も異なります。また、各プロファイル間は互換性なく、使用PTPプロファイルを統一するか、混在する場合はプロファイル変換必要です。 ・G.8265.1:ネットワークがPTP未対応機器で構成、      IPでPTP伝搬に使用  ※周波数同期のみ、位相(時刻)は同期せず ・G.8275.1:ネットワークがPTP対応機器で構成、      イーサネットでPTP伝搬に使用 ・G.8275.2:ネットワークにPTP対応/未対応機器が混在、      IPでPTP伝搬に使用 

プロファイル(放送用)

  • Q

    SMPTE ST 2110でGM200は使えますか

    A

    SMPTE ST 2110ではイーサネットネットワーク上での時刻同期の手法としてST-2059-2と1588v2プロファイルを使います。よって、SMPTE ST2110を試験したい場合、GM200は推奨可能です。 ST 2110は、SMPTE(Society of Motion Picture and Television Engineers)の一連の規格であり、IPネットワークを介してデジタルメディアを送信する方法を説明しています。 この規格には、次の項目部分があります。 ST 2110-10:システムアーキテクチャと同期:エッセンス、RTP、SDP、PTP。 ST2110-20:SMPTE2022-6に基づく非圧縮ビデオトランスポート ST2110-21:トラフィックシェーピングとネットワーク配信のタイミング ST2110-22:固定ビットレートの圧縮ビデオトランスポート ST2110-30:AES67に基づくオーディオトランスポート ST2110-31:AES3フォーマットのオーディオの転送 ST2110-40:補助データの転送 ST 2110-10で説明されている多くの機能があり、同期はその1つです。 ST 2110-10は、同期方法としてPTPを参照しており、これはSMPTE2059に基づいています。

  • Q

    SMPTE 2059のバージョンを教えてください

    A

    GM200のSMPTE プロファイルは、SMPTE.ST2059.2015に基づいています。現時点ではST2059.2021には対応していません。

  • Q

    片方のポートからSMPTE2059-2でPTP供給している際に、もう片方のポートでITU-T関連のプロファイルを供給することは可能ですか

    A

    可能です。 片方のポートにSMPTEプロファイルを出力している時に、もう片方のポートからITU-T(G8265.1・8275.2・8275.2)を供給することは可能です。

プロファイル(電力用)

  • Q

    GM200はIEC61850に適合していますか

    A

    適合しています。IEC61850規格は電力ユーティリティ企業で使用されている通信プロトコルで、IEC61850のPTPプロファイルはC37.238になります。(カタログ・仕様に「電力プロファイル C37.238に対応」と記載しているのは、そのためです。) しかしながら、C37.238は測定がメインのプロファイルで、実際の変電所向けプロファイルはIEC61850₋9₋3が適当です。内容はP2P、イーサ、2ステップを要求し、TCなら15台(BCなら4台)で1μ秒の時刻精度を求めています。

  • Q

    PTPのIEEE C37.238のプロファイル条件で、SYNCメッセージの発行間隔は設定可能ですか

    A

    PTPのIEEE C37.238のプロファイル条件では、Syncの信号は1秒間に1回という仕様になっており、変更はできないです。

  • Q

    VLAN構成は可能ですか

    A

    電力プロファイルは802.3のみに対応しています。そのため、IPv4に対応出来ず、VLAN構成もこのプロファイルでは使うことが出来ません。

10MHz出力

  • Q

    出力レベル

    A

    3.3VDC CMOSレベルです。 これ以上に下げることは不可能です。

  • Q

    10MHzは方形波だと理解していますが、正弦波に設定変更可能ですか

    A

    残念ながら、方形波になります。

  • Q

    10MHz出力の確度はGPSと同等ですか

    A

    GPSにロックされると、周波数の角度は1.16x10-12になります。1PPSの精度と同等ではなく、15n秒リファレンス(TOD)です

  • Q

    ビル間などで反射波が多い場合、この10MHzの精度は悪くなるのでしょうか

    A

    その通りです。ただ、GPSにロックし、アンテナ位置が推奨通りであれば、状況はよいはずです。また、受信機が、反射信号から直接受信したものを区別して処理するためのマルチパス軽減機能があります。

1PPS出力

  • Q

    1PPSの出力電圧                

    A

    3.3VDC(CMOSレベル)です

  • Q

    1PPSは1秒±15n秒で1パルスの認識で宜しいですか

    A

    その通りです、シグマ(68%)です

ハード

  • Q

    製造国

    A

    米国と中国の2拠点で生産しております。

アンテナ

  • Q

    GNSSアンテナは標準付属品ですか

    A

    標準ではなく、選択可能です。 有償にてGMCアンテナキットをご用意しています。GMCキットには、GNSSアンテナ・ケーブル・サージプロテクタが含まれております。

  • Q

    GNSSアンテナケーブルの条件

    A

    GMSSアンテナの入力接続でGNSS RF信号のために20dBのゲインを維持することを推奨しています。また、最大/最小のRF信号入力ゲインは15dB~35dBになります。 *Bullet 360(5V)アンテナのゲイン:28dB ± 3dB (GPS)

  • Q

    GMCアンテナキットのケーブルは長さ選択可能ですか

    A

    ケーブルの種類は1種類(長さ合計26m)のみです。 22.8m同軸ケーブル:GNSSアンテナ(TNC)~サージプロテクタ(TNC)×1本 3.6m同軸ケーブル: サージプロテクタ(TNC)~本体(SMA)×1本

  • Q

    GMCアンテナキットにあるアンテナの性能はどの程度ですか

    A

    GMCキットにあるバレット360TアンテナはGNSSアンテナ(57860-20 5Vdc)です。GPS(L1)・Beidou・Glonas・QZSS衛星の受信が可能です。

  • Q

    最適な取付位置を教えてください

    A

    ①一般的にGNSSアンテナはポールマウント用に設計されているので、取付場所として屋外の場所を選択してください。 ②比較的遮断されていない、周囲にモノがない状態が望ましいです。 ③アンテナは地面に垂直に取り付けます。 ④密集した木材、コンクリートまたは金属構造は、衛星信号からアンテナを防護してしまう  ため、ご注意ください。 ⑤GNSSアンテナはアクティブアンテナです。対象最適な性能を発し、レーダー、衛星通信機器、セルラーやポケットベルの送信機など、アンテナの送信からアンテナを可能な限り見つけます。アンテナをレーダー設置の近くに配置する場合は、アンテナが他のRFアンテナまたはレーダーの送信コーンの外側の配置をご確認ください。 ⑥衛星通信機器の近くに設置する場合は、同じガイドラインに従ってください。最良の結果を得るには、衛星通信機器から最低3m離れた位置に設置してください。GM200からアンテナ位置までのケーブル長は、アンテナの最小要件を下回る電源電圧を低下させないでください。

  • Q

    アンテナキットに含まれる2本のケーブルの種類を教えてください

    A

    (1)22.8mケーブル(型番:112591):RG-6 (2)3.6mケーブル(型番:112590):RG-58 【備考】 当該ケーブルは供給される長さに合わせて最適化されています。より長いケーブル長が必要な場合は損失が大きくなるため、これらに追加のケーブルを接続しないでください。より長いケーブル長が必要な場合は、新しいケーブルを使用する必要があります。

ケーブル

  • Q

    構成で必要とするケーブルは取り扱っていますか

    A

    構成で必要となるケーブルはお客様ご用意になります (但し、GMCアンテナキットを購入された場合、そのキットには指定長さの同軸ケーブル2本が含まれています。)

  • Q

    GNSSアンテナ~グランドマスタークロック間ケーブルの許容損失値はいくらですか

    A

    許容値とする指標は、18dBになります。GM200~GNSSアンテナ間のケーブルとサージプロテクタまたは他のRFコンバータを考慮すると、GM200のRF入力ではケーブル長に対する18dBの損失が許容可能です

  • Q

    GNSSアンテナ~グランドマスタークロック間ケーブル長

    A

    お客様のご希望によって、長さの違う同軸ケーブルを組み合わせて敷設することは可能です。 (但し、当社はケーブルを販売していません) しかしながら、100mを超えると、下記に加え、RF信号を光信号に変換し、光信号を片端に送り、GM200のためにRF信号を戻すために、市販Fiber optics extension deviceが必要になり、非常に高額です。 ・15m(RG-6ケーブル、バレット360アンテナ(ゲイン28dB以上) ・50m(LMR-400ケーブル、バレット360アンテナ(ゲイン28dB以上) ・100m(LMR-400ケーブル、バレット40アンテナ(ゲイン40dB以上) ・100m(LMR240(100m)ケーブル+バレット360アンテナ + TW127(25dBアンプ) ~ 19dB gain at the GM200 RF input port ご参考として、GM200では、GMSSアンテナの入力接続でGNSS RF信号のために20dBのゲインを維持することを推奨しています。 また、最大・最小のRF信号入力ゲインは15dB~35dBになります。

  • Q

    GNSSアンテナ~グランドマスタークロック間ケーブルコネクタ

    A

    上記項目の関連資料:GM200配線関連接続をご参照ください

  • Q

    同期配信用ケーブルの条件

    A

    ・イーサネットケーブル: 6mの長さ制限は、GM200だからではなくイーサネットの標準的な考えからきております。ツイストペアケーブルが6m以上の場合、イーサネットデータは信号減衰とノイズの影響が起こる可能性があります。すべてのイーサネットデータはPTPデータだけでなくエラーになる可能性があるため、6m理想としております。※イーサネットケーブルの最大距離は100mで、6m以上のケーブルがイーサネットパケットのエラーを実際に引き起こす可能性は低く、これはProtempis社の基準ではありません。なぜユーザーガイドに記載されているかは、GR-1089規格をベースにした通信業界の一般的なガイダンスによるものだからです。これは、電気通信事業者がケーブルからのノイズの放射を制限し、電気通信事業者の環境内の電気および磁気放射基準を満たすための規格です。上記の電気的観点からの一般的なガイダンスにつき、Protempis社の見解になります。しかしながら、実際のパケットエラーとは関係ありません。お客様がエンタープライズ(企業)様であれば、Cat5e・Cat6ケーブルの長さは100mまで可能です。 ・光ファイバケーブル: 同様に長さの要件がありますが、より長距離に対応しており、MMファイバでも100m、SMファイバは10km以上の伝送が可能となります。一般的なイーサネットの伝送規格に準拠します。

  • Q

    2種類(RG59とLMR-400)のケーブルを混ぜて使用してもよいですか

    A

    混ぜて使用して頂いても問題ありません。ご注意すべき点は、バレット360Tアンテナ~GM200間の合計の減衰値です。

光トランシーバ(SFPモジュール)

  • Q

    光トランシーバを使用する場合、型番の指定はありますか

    A

    どのベンダの1000Base-LX モジュールでもGM200で使えます。(Cisco, Finisar, BEL, Foxconn他)

  • Q

    使用する光トランシーバのGM200適合確認は可能ですか

    A

    光トランシーバ(SFPモジュール)の不適合を示すアラームはございませんが、ベンダにかかわらず、1000Base-SXや1000Base-LXなどの標準の光トランシーバ(SFPモジュール)は、GM200も業界標準に準拠しているため、GM200で適切に機能します。 ご存知の通り、PTPはイーサネット通信を使用するため、PTP動作試験前にイーサネットリンクオンとイーサネット通信を確認することが常に最初に行われます。 GM200とPTPスレーブデバイス間でpingが機能する場合、2つのデバイス間でPTPパラメータが適切に設定されていれば、PTPも機能するはずです。よって、最初にEth0に光トランシーバ(SFPモジュール)を挿入し、ping試験することをお勧めします。pingが機能する場合、PTPをテストします。

GPSスプリッタ

  • Q

    1つのGPSアンテナを複数台のグランドマスタークロックに接続したいのですが、手配可能ですか

    A

    以下情報を頂ければ、貴社向け販売価格と参考納期をご提示可能です。 ①分配(2分岐か4分岐か) ②スプリッタのアンプ有無(アンプ内蔵かパッシブタイプのどちらか) ③コネクタの形状(N,SMA,TNC,BNCのメスより選択) ④エンドユーザー情報

電源

  • Q

    AC電源の配線

    A

    黒い線:マイナス 白い線:プラス

  • Q

    ACアダプタ(型番167-CN-K003)は米国で使用可能ですか

    A

    米国での使用実績は確認することは出来ませんでした。 しかしながら、規格上、米国の安全規格のIEC60950-1は取得しております。 また、ACアダプタを構成するケーブルは日本国内用のため米国で使用する際は別途ケーブルを用意して頂く必要がございます。

  • Q

    シャットダウン時、供給電源を直接OFFにしていいですか

    A

    供給電源を直接OFFにする(電源を抜く)シャットダウン方法で問題ございません。 (Web GUIを出られる際は、ログアウトをお願いします)

取付

  • Q

    ラックマウントするためのキットは標準構成に含まれていますか

    A

    以下金具を標準で添付しています ・ラックマウントキット1×1枚 ・ラックマウントキット2×3個(蝶番タイプ2個) ・同上用ネジ×8個(フレーム固定用) ・同上用ネジ×6個(GM200と蝶番を固定用)

管理ソフトウェア

  • Q

    PTPパラメータを教えてください

    A

    - PTP Profile: G8275, G8265, G8265 –I, telecom か 1588のいずれか - Sync Mode: One-step か Two-Step - IP Mode: マルチキャスト、ユニキャストのいずれか - Delay Mechanism: E2EかP2P - Announce Interval: 連続するアナウンスメッセージ間の平均時間間隔 - Announce Timeout: 連続するアナウンス間の平均タイムアウト - Sync Interval: 連続するsyncメッセージ間の平均時間間隔 - Delay Request Interval: 遅延要望間の平均時間間隔 - P2P Delay Req Interval: ペアの遅延要望間の平均時間間隔 上記クイックガイドP.7以降をご参照ください。

  • Q

    セットアップでログイン出来ません

    A

    下記ID/PASSでお試しいただけますか。 I D:Trimblesuper Pass:Tbolt_シリアル番号 *シリアル番号は、GM200本体下面にラベルにて記載しています。

  • Q

    1PPS出力でGPS同期が出来ません

    A

    パルス幅1usecのように短いと、ケーブルの引き回しで入力部で 信号が無くなってしまう可能性があります。その場合、GUIで出力設定(Output Configration)で1m秒(1,000,000 ナノ秒)に変更すると、同期できることがあります。

  • Q

    GNSS信号は受信できましたが、PTP配信が出来ません(IEEE1588ver1を選択)

    A

    まず、規格IEEE1588 ver.1は古く、IEEE1588 ver.2が最新(2008年発行)です。Ver.1が本当に使用必要なのか(設備が古いためか)、ご確認ください。 次に、以下の点をご確認・ご連絡ください。 ①IEEE1588ver.2ではないかどうか ②ご要望のPTP構成情報 ③表示されているアラームリスト

  • Q

    GM200の正常作動を判断する基準を教えてください

    A

    次の3つの状態を確認次第、GM200が安定した状態で測定を開始できます。 (1)クリック:SYSTEM STATUS>GNSS>GNSS Recieverにある、Receiver ModeがOverdet Clock(Time)(ODモード)を確認します。電源ONから35分後に表示されます ※上記取扱説明書(英文)PDPのP.86をご参照ください。 (2)クリック:SYNCHRONIZATION MANAGEMENT>Sync Source>Sync Source Statisticsし、Sync Source欄にある"GNSS"が緑色でOffset・Mean・ Sigmaの数値が一桁であることを確認します。 ※上記取扱説明書(英文)PDPのP.108をご参照ください。 (3)イーサネット接続に関連するアラームを除き、すべてのアラームをクリアにします。 追記) 最適な条件(空がオープン、ルーフトップに取付)でのGNSSアンテナ取付なら、8以上の良好状態のSV(GPS・GLONASS構成)を確認出来ます。サプライヤの推奨は、『正確な測定希望なら、いかなるケースでも最低5以上の良好状態のSVを挙げたい』と考えております。つまり、最低5のSVで各衛星(SV)のdB信号(C/no)レベルは40以上が必要です。 ※上記取扱説明書(英文)P.97・P.98をご参照ください。

  • Q

    パラメータ変更後の出荷時設定への戻し方を教えてください

    A

    クリック:SYSTEM MANAGEMENT>System>右上のギアアイコン(設定変更)>Load Factory Config>右上の構成保存アイコン(変更完了)

  • Q

    Date(GNSS UTC)時刻をDate(Local)と同じに出来ますか

    A

    不可能です。 アンテナ有・無で表示が異なります。<アンテナ有>GNSS UTC:UTC(フランス)から時刻を受信して表示Local:JST(日本標準時間)の表示のためUTC +9時間で表示<アンテナ無>GNSS UTC:初期値(1970/01/01 00:00)からスタートLocal:PCの時刻が表示

  • Q

    PTP1588v2-2008を使いたいのですがユニキャストになりますが、可能ですか

    A

    可能です。 管理ソフトウェアGUIからPTPの構成画面で6.7.1.1PTPグランドマスタークロック イーサネットポート0で同期マネジメント【Synchronization Management】から【PTP】を選択、【Ethernet Port0】の【IP MODE】でユニキャスト・マルチキャストの選択可能です。

  • Q

    マネージメントポート以外のポートで管理画面を表示可能ですか

    A

    マネージメントポートのみです。但し、シリアルポートからコマンドラインで各パラメータの設定/確認ができます。

  • Q

    GUIの項目「Sync out」が表示出来ません

    A

    OutputでSync outの設定ができます。 SYNCHRONIZATIN MANAGEMENT→Output

  • Q

    フリーランモードの時刻ソース

    A

    NTP IP Addrの欄をブランクにした場合、PCの時刻がソースとなります。

  • Q

    Ver.3.02.以降で対応しているZTPとは何ですか?

    A

    ZTPとは、Zero Touch Provisioningの略語です。 意味は、利用者が、ある程度の専門的知識を要するような面倒な設定などの操作をせずに、直ちにサービスを利用できるようにすること。電源を入れ、物理的にネット環境に接続されて入れば、直ちにサーボスが利用できるような状況を表します。具体的にGM200では、管理ポートのIPアドレスがDHCPによる自動設定になっているなどの対応が行われています。

機能(BCモード)

  • Q

    UTCへの調整機能は持たず、GMCから受信した時刻情報をそのまま自身のNTPクライアントに配信する認識で合ってますでしょうか

    A

    その通りです。調整等は行わず、受信した時刻情報をそのまま配信しています。

機能(ホールドオーバーモード)

  • Q

    ホールドオーバーモードとは

    A

    GM200のアンテナに不具合が発生した場合や、内部に故障が発生した場合、GM200は正しくGNSS信号を受信できなくなります。その場合、GM200はホールドオーバーモードに自動的に切り替わり、その時刻精度を±1.5μ秒を12時間継続させます。※7日間のGNSS信号ロックが必要条件です。

  • Q

    ホールドオーバーの必須条件

    A

    ホールドオーバーモードに切り替わる場合、事前にGM200は最低24時間のGNSS信号のロック(受信と学習)が必要です。但し、ロックの途中で電源を落とすと最初に戻りますのでご注意ください。

  • Q

    電源をOFFにすると、どうなりますか

    A

    それまで保持していた精度はリセットされてしまいます。

  • Q

    ホールドオーバーの最高の状態

    A

    7日間のGNSS信号のロック(受信と学習)を実施すれば、ホールドオーバーの精度は最高の状態になります。但し、ロックの途中で電源を落とすと最初に戻りますのでご注意ください。

  • Q

    ホールドオーバーの最高の精度

    A

    ±1.5μ秒を12時間継続させます。※7日間のGNSS信号ロックが必要条件です。

  • Q

    学習時間7日間を満たしている状態を確認する表示はありますか

    A

    残念ながらございませんので、GUI画面上のHost Up Timeを確認し、おおまかなUp timeを確認して頂けますか。

  • Q

    1~6日間のGNSSロックでのホールドオーバーの精度

    A

    ホールドオーバーの最高には劣るレベルでの精度になります。

  • Q

    必須条件(24時間のGNSSロック)を満たしていない場合、ホールドオーバーモードにはならないですか

    A

    ホールドオーバーモードには切り替わりません。しかしながら、HALT(ホールト)モードに切り替わります。

  • Q

    ホールドオーバーを継続するとどうなりますか

    A

    ホールドーバーになると多少のドリフトがあるものの精度は±1.5μ秒を12時間維持します(※7日間GNSS信号ロックが前提)。開始12時間後、もしGM200がGPS信号を再びロックしていなければ、当初の12時間よりも精度は徐々にドリフトしていきます。 また、GNSSの信号受信が再開した際にはGM200のスペックである+/-15nsへ徐々に戻っていきます。ホールドオーバーのスペックをクリアするためには、再度7日間のGNSS受信が必要となります。

  • Q

    HALT(ホールト)モードとは何ですか

    A

    OCXO(高精度水晶振動子)を使ったフリーランモードと同じになります。

  • Q

    HALT(ホールト)モードの精度はどの程度でしょうか

    A

    HALT(ホールト)モードでのGM200はホールドオーバーモードでの精度(±1.5μ秒・12時間)を保証できなく、徐々にドリフトしていきます。

機能(フリーランモード)

  • Q

    フリーランモードはGNSS信号をロック(受信・学習)する必要はありますか

    A

    必要ありません。

  • Q

    フリーランモードの設定方法

    A

    ①WebUI上で設定 ②GNSS信号が切断されると、WebUI上で通常モード・フリーランモードが自動的に切替可能、GM200はフリーランモードと同じホールドオーバーの状態になります。

  • Q

    フリーランモードの精度

    A

    従来の設定(±15ns)から徐々に+/- 1.5us(0~12時間)にドリフトしていきます。(従来の設定はGPSか手入力かNTP読み取りからのUTCになります)

  • Q

    フリーランモードの精度を維持できる理由は何ですか

    A

    標準時間を固定するという観点から、PTPパケットにタイムスタンプを付けるために、現在の時刻情報を1回取得後、システムでのOCXO(高精度水晶発振器)のフリーランニングに基づく操作です。UTCまたはGPSから継続的に同期するアクティブな標準がなく、OCXOの精度に基づいていることを意味します。すべての高精度水晶発振器には独自の精度(安定性を含む)があり、通常の精度に基づいてドリフトします。

  • Q

    OCXOの周波数安定性はどの程度でしょうか

    A

    ±5ppb(五十億分の一)です

  • Q

    フリーランモードの確認

    A

    ①WebUIを開き、“System Status”をクリックします。 ②“Timing”をクリックします。 ③“PTP Status”をクリックします。 ④PTPプロファイルの状態がユーザーで構成した状態を表示します。 ⑤“Operational Mode”(操作モード)で“freerun”を表示しているはずです。

  • Q

    フリーランモード時にGNSS信号を受信するとどうなりますか

    A

    GNSS信号を受信すると、GM200は通常のGNSSモードに戻ります。※フリーランモードで開始すると、GNSSモードに自動的に切り替わることは出来ません。

  • Q

    フリーランモード時に時間情報を保存することは出来ますか

    A

    基本的に時間情報を保存することは出来ません。UTC時刻情報を獲得するため、GNSS信号を必要とします。

  • Q

    通常モードで電源OFF後、GNSS信号なしでPTP信号を出力することは可能ですか

    A

    不可能です。この場合、フリーランモードで始める必要があります。通常モードはGNSS信号と共に始める必要があります。

  • Q

    NTPモードではフリーランモードは使えますか

    A

    フリーランモードはNTP操作には適用されません。 ただし、GNSSアンテナなしでNTP機能を使用したい場合、NTPピアリング機能を使用できます。(構成は、取説の「6.7.2.4NTPタイムサーバー-NTPピア」を参照) リモートNTPサーバーのIPまたは「time1.google.com」などのパブリックNTPサーバーのアドレスを入力できます。 GNSSリファレンスを使用したNTPはPTPよりも精度が比較的低く、ネットワークの状況にもよるが、NTPの精度は約1~10ミリ秒以上になると予想されます。 NTPピアリングを使用する場合、GNSSリファレンスを使用するNTPよりも精度が低く、リモートNTPサーバーよりも階層レベルが低くなります。 NTPピアリングの試験中に質問がある場合、ご連絡ください。

  • Q

    フリーランニングモード中、GNSSアンテナは取り外し出来ますか

    A

    出来ます。フリーランニングモード中、GNSSアンテナは接続・取り外しが可能:GM200は順次稼働しています

  • Q

    フリーランモードで1msまでのズレが生じるのは、どれぐらいの時間が経てからですか

    A

    約115日です。

機能(ポジショニングモード)

  • Q

    4種類のモードを説明してください

    A

    GM200にはポジショニングモードとして、以下のモード4種類があります。 Automatic : 2D/3D モードで開始し、自己調査が完了すると OD モードに切り替わります。 Survey : すぐに自己調査を開始し、自己調査が完了すると OD(Over Determined)モードに切り替わります。 Dynamic : 常に 2D/3D モードで連続位置計算を行い、計算された現在位置を保存しません。 Manual : 位置情報を手動で入力できます。

  • Q

    ポジショニングモード=Automaticの場合、ReceiverモードがSelf survey⇔ODになりますか

    A

    GM200を定置用途にご使用の場合、このモードを使用することをお勧めします。

  • Q

    GM200を車載して評価を検討していますが、ポジショニングモードで走行評価に最適なモードはどれですか

    A

    貴社がモバイルアプリケーションにGM200をご使用の場合、Dynamicモードを設定する必要があります。 (ご参考) Dynamic モードは OD モードに比べて精度性能が3 倍悪く、PTP 精度性能にも影響することが分かっています。 また、残念ながら、Dynamicモードの正確な試験結果がありません。

機能(レシーバモード)

  • Q

    Over Determined/Self Surveyモードについて、教えてください

    A

    ・GM200を33分以上起動したままだとOver Determined(OD)モードになり、WEB UI上の位置情報が固定されます。 ・電源OFF後、再起動してもODモードで起動され、前の位置情報を保持したままになります。 ・ODモード中に表示されている位置から100m以上離れると、Self Surveyモードになり、WEB UI上の位置情報が更新されるようになります。 GM200は、通常、2000の位置修正に対して 2D/3D モードで自己調査を開始し、通常33 分かかります。 位置合わせが完了すると、自動的に OD(over-determined) モードに切り替わります。 ODでは、位置を計算しようとはしませんが、現在計算されている位置を修正し、内部の不揮発性メモリに保存します。 したがって、ODモードは一般に、テレコム基地局などの固定アプリケーションに推奨されます。 電源を入れ直した後、現在位置が最後の操作で計算された保存された位置から 100 メートル以上離れている場合、GM200 は 2D/3D でSelf Surveyモードを再開します。モードに戻り、2000 の位置修正が完了すると、再び OD モードに切り替わります。